父の愛の深さを知る
父の日
(長くなりますが良かったら最後までお付き合いください。)
三姉妹の末っ子の私ですが、幼い頃から息子のように育ちました。
お人形遊びより外遊びが大好きで、ご近所さんのお家の塀の上を走り回って叱られたり、小さな公園で野球をして、ボールが庭に入って叱られたり、習い事に一輪車やスケボーで行ったり、、、
とにかく両親からしたら手のかかる娘だったと思います。
そんな中、中学?高校と大反抗期時代を迎えていた私。
大ゲンカなんてしている姿を見たことがなかった仲良しな両親が、リビングで大ゲンカを、、、
どうしたのかな?と思いつつ、飲み物を取りにリビングに行くと、
「いい加減改心してよ!どれだけ恥ずかしい思いしてると思ってんの!!」と母。
(母は常に軌道修正させようと必死でぶつかってくれました。感謝しかないです。)
その時父が、、、
「トップの子もいればビリの子もいて、うちの子がビリで何が悪い!(ちなみにビリではないです。笑)ちひろにはちひろの良いところがあって、頑張ってる分野をなんで認めないんだ!!」と、、、
普段キレる事など滅多にない父のこの言葉に、私はハッとし、この両親を泣かせてはいけない、、、と思いました。
とは言え未だに心配はかけていますが、父の懐の深さ、母の真っ直ぐな想いに、少しずつ1人の人として与えられた命を大切に生きなければと気づかされました。
父の日、用事もあり実家へ帰ると、休日にも関わらず仕事に行って帰ってきてクタクタの中、最近ハマっているという蕎麦打ちを、私にはまだ食べさせた事がないからと、せっせと打ってくれる父。
蕎麦を打つ手のシワも、少し辛そうな腰も、白くなってきた髪の毛も、時の流れを感じました。
父であり教育者の大先輩でもある父。
あの時、父が私の全てを受け止め、認めてくれたからこそ、私は今自分の人生に命をかけてチャレンジする事ができています。
人として、教育者として、まだまだ父の背中は遠いですが、こんな人になりたいと思わせてくれた人。
父の愛の深さを改めて感じた父の日でした。